mottai nai
実に勿体無い。
そう、先日活動休止となった彼らの話だ。
素直に音楽家として道を歩んでいれば良かったものを、そのスター性を利用され芸能人のような存在になってしまったばかりに。
透明な少女を歌った例のバンドや、カップラーメンの完成を待つ時間を能動的にしてくれたバンド、そして記憶に新しい檻の中のトラの歌を歌うバンド。
いずれも解散してしまったが、その次代を担うに相応しいセンスを感じたものだ。
そもそも能動的な彼らのドラマーは暴行事件で書類送検されている。ベンガルトラのバンドだって全員薬物中毒者だった。
それを不倫や飲酒程度で、何を萎縮するのか。
君たちの仕事は、『テレビの向こうに居る誰かに好感度を持たせること』なのかい?
それではあまりにもライブステージの観客が、または外界と自らをヘッドホンで遮断してまで音楽を聴いている少年少女達が可哀想だ。
周りの圧力なのか、本人達の我儘なのかは知らない。そんなことはどうでもいい。上に羅列した伝説に並べたはずの才能が、世界の終わりや一時のような糞しょーもない連中と同列にされたまま世間から消えていくことが、ただただ悲しいのである。
全敗
はたち
その頃も私はブログを書いていました。
今と同様、ただただ自分の思ったこと書くだけのメモのようなものでした。
残念ながらその時に使用していたブログは閉鎖されてしまったので、私自身その内容を確認することが出来ません。
しかしきっと今の私では理解出来ないような感性で、今の私では気付くことさえ出来ないような重要なことを書いていたような気がします。
たかが8年。
しかしその間に私はあまりに多くのことを失い、そして失ったことさえ忘れてしまった。
もしかすると当時の私は、そうなってしまうことへの予感があったのかもしれません。
だからこそ、インターネットブログという手段で当時の考えを残したのかもしれません。
しかしそれも所詮は永久的なログとはならなかったのです。今となっても残ったものといえば、こうしてまた深夜に戯言を書き残すという『習慣』だけなのです。